2021.07.31 Study

大学生になって取りたい資格「会計士」コロナ禍の日程変更についても解説

大学生になって取りたい資格「会計士」コロナ禍の日程変更についても解説

自由に使える時間が増える大学生活。大学在学中にできる限り箔の付く資格を取得したり、スキルアップに時間を費やしたいという方も多いはず。
大学生の受験者が多い国家資格といえば「会計士」(正式には「公認会計士」)でしょう。会計士は需要が大きい資格なので、大学生のうちに取得しておきたいという学生も多いですが、そもそも会計士とはどのような資格で、どれくらい難しいのでしょうか。
今回は、「会計士(公認会計士)」の資格の概要や難度、大学生におすすめの勉強法について解説します。

「公認会計士」とは?

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「公認会計士」通称「会計士」は、財務状況の監査・会計の専門家を示す国家資格です。会社法に基づく監査、金融商品取引法に基づく監査といった法定監査や、法定監査以外の財務諸表の監査といったことを専門とし、担当先は学校法人・独立行政法人・金融機関・保険相互会社など多岐にわたります。
人が集まるところにはお金が集まるものなので、企業や組織の財務の状況をチェックし、法的に正しく管理されているかを確認する公認会計士は、あらゆる業種の企業や団体組織にかかわる仕事といっても過言ではありません。

「公認会計士」の資格とは? 大学生にも取れる?

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「公認会計士」の資格とは、公認会計士になるために取得が必須となる国家資格です。「財務諸表をはじめとする財務関係書類を監査し、その正しさを証明する」ことは、公認会計士の独占業務にあたるので、公認会計士の資格をきちんと取得していないと担当することができません。
公認会計士試験の受験資格は特にないため、年齢・国籍・性別を問わず誰でも、もちろん大学生でも受験できます。
社会人になってから受験する人も多いですが、社会人でも学生でも必要な勉強時間は変わりありません。その分時間に余裕のある学生の方が有利ということもあって、学生のうちに合格しておこうという受験者も多いのでしょう。

コロナ禍で「公認会計士」の試験実施日は大幅に変更された

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公認会計士試験は例年、第I回短答式試験を12月上旬に、第II回短答式試験を5月下旬に、論文式試験(1日2科目・3日間)を8月下旬に実施しています。しかし、昨年度(令和2年度)の第II回短答式試験と論文式試験は、新型コロナウイルスの影響で例年通りのスケジュールから大幅に延期し、変則的なスケジュールとなりました。
令和2年度は第II回短答式試験を8月23日に大幅に延期し、論文式試験を11月14日・15日に実施。特に論文式試験を1日3科目2日間とした点に注目が集まりました。
令和3年度(2021年度)も引き続き変則的なスケジュールになっており、短答式試験が5月23日の1回のみに統一され、論文式試験は例年通りの8月下旬実施(8月20日~22日)かつ3日間日程に戻りました。
特に短答式試験が1回に統一されたことや、昨年度の試験が延期を重ねたことで特に短答式試験の勉強計画が大きく狂った方が多かったことでしょう。
令和4年度(2022年度)のスケジュールは今のところ例年通りのスケジュールに戻る予定にはなっていますが、いまだ感染収束の目途が立たない中、また延期などのスケジュール変更が予想されますので、動向に注意する必要があります。

「公認会計士」の難度・合格率は?科目免除もあり

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公認会計士試験の受験者数はおおむね毎年1万人前後いて、そのうち合格者数は毎年1,000人ちょっとしかいません。受験者数・合格者数は変則的なスケジュールとなった令和2年度もおおむね変わらずでした。
合格率はここ10年の平均が約10%で、令和2年度も変わらず同じくらいの合格率となりました。公認会計士は、大学生の出願者が多いせいか簡単そうにも思えますが、実は他の国家資格試験と比較しても比較的難関な試験なのです。
その代わり、短答式試験・論文式試験いずれかに合格していれば向こう2年間は合格した試験を免除される制度があるため、毎年一発勝負ではなく、数年かけて段階的に合格を目指すことができる点が嬉しい試験となっています。

「公認会計士」の勉強は予備校と独学どちらがおすすめ?

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公認会計士の資格取得に向けた勉強法は色々あります。しかし、公認会計士は弁護士・医者と並ぶ三大資格と呼ばれる高難易度を誇るため、大学生のうちの合格を目指すなら予備校に通ってダブルスクールというのが一般的となっています。
しかしながら、かなり難しいものの独学で合格する人も中にはいます。大学生に最適なおすすめの勉強法というのは正直人によって相性があるという他なく、自己管理が苦手で勉強計画を練るのが苦手な方はまず間違いなく予備校に入るのをおすすめします。
逆に勉強計画を立てることが得意で決められたカリキュラムに縛られたくない方、大学受験も独学でそこそこ難関な大学に受かっているという方は独学をおすすめします。

「公認会計士」を学生のうちに取得するメリットは?

公認会計士の受験者のメイン層は大学生で、受験者数でみても圧倒的に多くなっています。つまり、一般的には大学生のうちに資格を取得するメリットが大きいと考えられているということになります。それでは、そのメリットはどういったところにあるのでしょうか。
公認会計士の資格取得学生の進路で多いのは当然ながら「会計士事務所」をはじめとする監査業界です。公認会計士は就職後に資格を取得する場合も多いですが、監査法人への就職活動には公認会計士の資格をあらかじめ持っていると非常に有利といえるでしょう。
また、公認会計士はあらゆる業界に必要な職種であり、そのスキルも経理や事務など幅広い職種で活かせます。簿記のスキルや会計の考え方は社会人になってからも幅広い業界で活かせるものです。そうしたスキルを得る手段としても公認会計士の資格取得には大きなメリットがあります。
そもそも、合格率の低い高難度資格ということもあって、公認会計士試験合格だけでも優秀さの証になります。

以上、大学生のうちに取っておきたい「会計士(公認会計士)」の資格について、概要や詳細、難度や合格率、取得のメリット、おすすめの勉強法まで解説しました。
会計や監査はあらゆる業界にかかわってくる仕事ですし、公認会計士の独占業務もありフリーランスとしても働けますから、資格を取得すればまず食いっぱぐれることはないでしょう。
まして大学生のうちに取得しておけば、高難度の国家資格ですから、あらゆる業界の就職活動に有利に働くはずです。公認会計士の資格取得は決して簡単ではありませんが、資格取得に向けて努力を重ねる価値は間違いなくあります。

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