今まで育った親元を離れ、一人暮らしを始めると、ホームシックになりがちですよね。
新しい環境は楽しい反面、授業やアルバイトで忙しいほど「家に帰った瞬間にどっと寂しくなる」こともあります。
特に入学直後や引っ越し直後は、生活リズムが整っていないぶん気持ちが揺れやすい時期です。
寂しさを埋めるためにペットを飼いたい、もしくは実家のペットを連れていきたい、という人も多いと思います。
ただ、勢いで決めると「思ったよりお世話が大変」「費用がかさむ」「帰省や旅行がしにくい」といった壁にぶつかることもあります。
新居がペット可であるかは大前提として、一人暮らしでペットを飼う時はどんなことに注意をすればよいのでしょうか?
また、一人暮らしの大学生に人気のペットは?
今回はペットを飼う時の疑問にお答えします。
ペットを飼うメリット
・寂しさを紛らわすことができる
・癒される
・気分が明るくなる
このほかにも「生活にメリハリが出る」「帰宅が楽しみになる」と感じる人は多いです。
誰もいない部屋に帰ると、気分が落ち込んでしまいますよね。
慣れない土地だと、家の中で過ごす時間が増えがちなので、心の支えがあるかどうかは意外と大きいです。
そんな時に家でペットが待っていてくれたら、1日の疲れがすぅーっと吹き飛んでしまいます。
また、ペットを飼っていることで話題が広がったり、ペット好きなコミュニティーに入って友達の輪が広がったりするのもメリットの一つと言えるでしょう。
共通の話題ができると、入学したばかりで友達が少ない時期でも会話のきっかけになります。SNSで飼育情報を集めやすいのも、今の時代ならではのメリットです。
ペットを飼うデメリット
・お金がかかる
・自分の時間が取りづらい
・部屋が汚れる
・においが気になる
デメリットは「毎日の小さな負担が積み重なる」タイプが多いので、長期的に想像しておくことが大切です。
ペットを飼うということは、それだけお金がかかるということ。
初期費用だけでなく、毎月の固定費が増えるイメージを持っておくと安心です。
ペットを飼う時は餌代だけでなく、保険代や診察代など、必要になりうるお金は人間と同じ。
ワクチンや健康診断、爪切りなど、定期的に発生する出費もあります。種類によってはケージや砂、床材などの消耗品も継続して必要です。
万が一ペットが病気になった時、病院に連れていくことができるのか?治療費を払えるのか?といったことも想定する必要があります。
診療費は病院や症状によって幅があるので、あらかじめ「いざという時に出せる金額」を目安として決めておくと判断しやすいです。
また、自分の時間が取りづらくなることもデメリットと言えるでしょう。
「一人暮らしは自由」と思っていても、ペットがいると生活の優先順位が変わります。
旅行で何日も家を留守にすることはできません。日中家にいない時でも室温を適切に保つ必要がありますし、自分の都合で家に帰れず餌を与えられなかったり……なんてことがないようにしなければいけません。
授業やアルバイトのシフトが伸びる日もあるので、帰宅が遅くなる可能性まで含めて考えておくと安心です。自動給餌器などの便利グッズを使う場合も、停電や故障のリスクはゼロではありません。
加えて、部屋の中を清潔に保つことも、普通の一人暮らしよりは難しくなります。
掃除の頻度が上がるので、苦手な人ほど「自分が続けられるか」を冷静に見ておく必要があります。
毛が抜ける動物を飼うとそこら中毛だらけになりますし、トイレの世話は必須。いくらペット可の部屋だからといっても、日頃から気をつけていないと異臭が発生し、近隣の迷惑になってしまいます。
においは自分では慣れて気づきにくいので、換気の習慣や消臭対策は早めに整えるのがおすすめです。壁紙や床ににおいが残ると、退去時に追加費用が発生する場合もあります。
ペットを飼う前にはデメリットを十分知ることが必要です。
「かわいい」だけで決めずに、時間とお金と責任をセットで考えるのが、ペットにも自分にも優しい選択になります。
一人暮らしでペットを飼う時の注意点
一人暮らしの場合、ペットを飼うにあたっては、より注意すべきことがたくさんあります。
一人で判断して一人で対応する場面が増えるので、「困った時に頼れる先」を先に作っておくのがコツです。
ペット可の物件かどうか確認
基本中の基本ですが、一人暮らしをする先がペットを飼うことが可能かどうかをしっかり確認しておきましょう。
「ペット可」でも、追加の敷金が必要だったり、退去時のクリーニング費用が上乗せされたりすることがあります。契約前に条件を確認しておくと安心です。
また、マンションによっては飼うことが可能なペットの種類が異なる場合もあるので、「たぶん大丈夫」ではなく、不明な点がある場合は管理人さんにきちんと尋ねることが大切です。
頭数制限や体重制限、犬猫は不可で小動物のみ可、など細かいルールがある場合もあります。あとからトラブルにならないよう、書面で確認できるとより安心です。
鳴き声の大きさ
鳴き声が小さなペットはいいですが、完全防音の部屋でない限り、鳴き声の大きい生き物は注意が必要です。ペットの騒音はご近所トラブルの元。不要なトラブルを避けるためにも、事前に鳴き声の大きさをしっかり把握しておきましょう。
鳴き声は「普段は静かでも、環境が変わると鳴く」ことがあります。
引っ越し直後は特にストレスがかかりやすいので、落ち着くまでの対策も考えておくと安心です。
におい
鳴き声と同じく注意すべきなのがペットのにおい。飼っている本人は気にならなくても、知らず知らずのうちに近隣の方までにおいの影響が出ている場合があります。日頃から気をつけることはもちろんですが、においのきつい生物は避けた方が無難でしょう。
におい対策は、こまめな掃除と換気が基本です。
空気清浄機や消臭用品を使う場合も、まずは原因となる汚れを減らすことが大切です。
万が一の時どうするか
一人暮らしだと、急な帰省や入院で長期的に部屋が無人になる場合があります。そんな時にどのように対処するのか、ペットを飼う前にしっかりと考えておく必要があります。万が一の時焦らないためにも、家族に任せることができるのか、また、近所で預かってもらえる場所があるのかなどを確認しておきましょう。
預け先は「いざという時に探す」のが一番大変なので、早めに候補を決めておくのが安心です。
ペットホテルや動物病院の預かりサービス、信頼できる友人など、複数ルートを考えておくと心強いです。
一人暮らしの学生に人気のペット
魚類(金魚、メダカ、熱帯魚)
一人暮らしでも飼いやすいのが金魚やメダカなどの魚類。世話も簡単で場所も取らず、水槽の中をゆらゆら揺れるのを見ているだけでも楽しむことができます。
騒音やにおいの心配もないため、一人暮らしには最適と言えるでしょう。
初期費用としては水槽・ろ過装置などが約6,000円、月々の餌代も100円程度と、お財布にも優しいのがありがたいところ。
ただし、水槽のコケやタニシを小まめに掃除する必要があるので注意しましょう。
亀
魚類と同じように手軽に飼うことができるのが亀。
亀の寿命は30年~50年という種類が多く、長期間パートナーとしてともに過ごすことができる点が、多くの人に好まれています。
ハムスター
見た目のかわいさが人気のハムスターも、一人暮らしのペットにおすすめです。
吠えることはなく、散歩も不要、においの問題もそれほどないので、マンションなどの集合住宅で飼うのに適しています。
また、ハムスターは夜行性であるため、ハムスターが起きている夕方以降の時間帯に世話ができる生活スタイルだと大変飼いやすいです。
ただ、寿命は2〜3年ほどで、長く一緒にいることはできません。
うさぎ
うさぎは鳴き声が小さく、においの心配もないのでおすすめです。
散歩をする必要がなく、暴れまわることもありません。また、トイレも覚えるので、ペットとして大変人気です。
しかし、うさぎは寒さに強く、暑さに弱い生き物なので、室内の温度には常に注意が必要です。特に子供や高齢、病気のうさぎは抵抗力が弱いため、暑さや寒さには十分気を配りましょう。
インコ
色鮮やかでかわいらしいインコも、一人暮らしのペットとしてよく選ばれています。平均寿命は7〜8年、長生きすると12〜14年くらいは生きることができます。
人間の言葉を覚えることもできるので、寂しさを紛らわすには抜群の話し相手になるかもしれません。
気をつけるべき点としては、インコの場合、フンをする際はサイズが比較的に大きくにおいもあるため、フンの処理をしっかり行いましょう。
また、放し飼いをする時は、外に出ようと窓ガラスに激突してしまうこともありますので注意が必要です。
一人暮らしには向かないペット
一概には言えませんが、犬など鳴き声が大きい動物は一人暮らしのペットとしては不向きです。
新しくペットを飼う時は、ペットショップの店員さんに相談して、一人暮らしでも飼うことができるかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。
いかがでしたか?
ペットとの生活は楽しい一方で、事前準備が甘いと負担が一気に増えてしまいます。
ペットを飼うということは「命」を預かるという責任が生じるということです。
毎日のお世話だけでなく、体調不良のときの通院や、長期的な飼育計画まで含めて考える必要があります。
かわいいペットは一人暮らしの寂しさを癒すことができるパートナー。
だからこそ、ペットが安心して暮らせる環境を用意することが、飼い主の役目です。
きちんと責任を持って飼えるかどうかを事前にしっかりと確認するようにしましょう。
そして、ペットと暮らすなら住まい選びも重要になります。ペット可かどうかだけでなく、管理体制やルール、周辺環境まで含めてチェックしておくと、安心して新生活をスタートしやすくなります。


