2024.02.28 Knowledge

大学生の生活事情……一人暮らしの大学生の家賃平均ってどれくらい?

大学生の生活事情……一人暮らしの大学生の家賃平均ってどれくらい?

一人暮らしで1番気になるのはやはり家賃ですよね。
せっかく大学生になったんだから一人暮らしを始めたいけど、支出が多すぎると生活に苦労するし、かといって実家暮らしだと通学に不便……。
今回は、学生寮・下宿、アパートの場合の平均家賃をまとめてみました。

一人暮らしの大学生の家賃平均ってどれくらい?

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令和2年度 学生生活調査結果
では、住居・光熱費は以下のようになっています。

<学生寮の場合>
国立 227,000円/年
公立 277,400円/年
私立 315,800円/年
平均 300,900円/年

月平均25,075円

<下宿、アパートなどの場合>
国立 530,400円/年
公立 493,000円/年
私立 483,000円/年
平均 497,700円/年

月平均41,475円

令和2年度学生生活調査結果 より引用

学生寮に住んでいる人(以下:寮生)と下宿・アパートに住んでいる人(以下:下宿生)を比較すると、下宿生の住居・光熱費の方が月平均16,400円高く、年間だと196,800円の差があります。

学生寮の場合、大抵は下宿より家賃が安く、大学への通学も非常に便利な物件が多いため、「実家を離れたいけど家賃は安く抑えたい」という人にはうってつけでしょう。
ただ、2〜4人ほどの共同部屋だったり、寮の掃除やゴミ出し当番など、自分の責務が増える寮も存在します。
学生寮の家賃・制度は各大学によって異なりますので、志望校が決まったら、学生寮について詳しく調べておきましょう。

また、最近では普通のマンションよりも家賃が安い学生マンションも増えています。
大学に通いやすい上、セキュリティも抜群、中には家具や家電付きの物件もありますので、部屋探しをする際は学生マンションも検討してみてください。

仕送りで家賃を払ってる人ってどれくらい?

<寮生が親からもらっている仕送り>

国立 659,800円/年
公立 767,600円/年
私立 14214,100円/年
平均 1,279,300円/年

月平均 106,608円

<下宿生が親からもらっている仕送り>
国立 1,164,800円/年
公立 981,300円/年
私立 1,637,100円/年
平均 1,444,200円

月平均120,350円

令和2年度 学生生活調査結果 より引用

上記で寮生の居住費・光熱費が月平均25,075円、下宿生の居住費・光熱費が月平均41,475円であるのを鑑みると、やはり寮生・下宿生は仕送りで家賃+生活費をまかなっていると言えるでしょう。

もちろん「仕送りはもらわずアルバイトですべてをまかなっている」という学生もいなくはないと思いますが、学業と両立しながらアルバイトで生活費全てを稼ぐのは至難の業。
特に入学したばかりの時期は何かと忙しく、アルバイトを始めるのには時間がかかります。
また、1年生のうちは取るべき講義が多く、それに加え部活動・サークル活動を行なっていると、なかなかアルバイトに多くの時間を費やすことはできません。
両親に負担をかけるのは心苦しいかと思いますが、親の仕送りに甘えつつも、無駄遣いをしないようにこつこつと節約していきましょう。

また、奨学金や学費免除の制度がある大学もありますので、志望校の助成金制度をしっかりと調べておく必要がありそうです。

奨学金の利用方法

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大学に進学する学生の中には、少額品制度を活用する人も多いでしょう。

奨学金制度とは、学生を援助するために必要な費用を貸与または給付してくれる制度のこと。
大学卒業後に返還する「貸与」型と、返還の必要がない「給付」型があります。

返還の有無、支給金額、申込資格などは団体によって異なりますが、ここでは一番メジャーな日本学生支援機構の奨学金制度について詳しくご紹介します。

日本学生支援機構の奨学金

日本学生支援機構の奨学金は、在籍している学校(高校や大学)を通じて申し込みます。
申し込み方法は2種類あり、高校在学中に進学後に受け取る奨学金を予約する「予約採用」と、大学進学後に申請する「在学採用」があります。
大学入学後、すぐに奨学金を受け取りたい場合、「予約採用」を申し込むのがおすすめです。
「在学採用」は、大学入学直後に募集があり、大学を通じて申請する形となっています。

また、大学独自の奨学金制度などもあるので、進学先の情報もチェックする必要があります。

日本学生支援機構には、「貸与型」の奨学金と「給付型」の奨学金があります。

貸与型

金額

奨学金の額は次のとおり、奨学金の種類ごと、学校の種類ごと等によって決まっています。

第一種奨学金(利息のないタイプ)

第一種奨学金とは、利息のないタイプの奨学金で、月額は入学年度により異なります。

Ex)2020年度入学者の貸与月額
2020年度入学者に係る第一種奨学金の貸与月額は次のとおりです。

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第二種奨学金(利息がつくタイプ)

第二種奨学金とは利息がつくタイプの奨学金で、貸与月額は次のとおりです。
大学の場合月額20,000円~120,000円(10,000円刻み)になります。

給付型

給付型の奨学金とは、返済義務のない奨学金のことです。
申し込み資格があるのは住民税非課税世帯、または生活保護受給世帯の人、そして社会的養護を必要とする人。「在学状況」や「家計」などの要件があり、各高等学校等が適格者を推薦します。

大学・短期大学・専修学校の場合

大学・短期大学・専修学校の場合は以下の通り。

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また、こちらは必要事項を入力することで、進学のための資金計画を立てる際のシミュレーションをすることができるWebサイトです。
気になる方はぜひ参考にしてみてください。

その他の奨学金

大学独自の奨学金制度

私立大学が独自に設けている奨学金制度で、貸与型、給付型の両方があります。詳しくは大学のホームページなどで確認してみましょう。

地方自治体の奨学金制度

自治体が設置している奨学金で、保護者がその自治体の住民であることが条件になっているところが多い制度です。貸与型が一般的で、日本学生支援機構の奨学金との併用が不可の場合もあるため注意が必要です。

民間団体・その他の奨学金

あしなが育英会」や「交通遺児育英会」など、民間の育英団体や企業、個人が実施する奨学金制度のこと。新聞配達員として働くことで奨学金が受けられる新聞奨学生制度などもあります。
給付型も貸与型もあり、対象者もさまざまです。大学を通じて4~6月に募集する場合が多いです。

奨学金制度は、学びたい学生を応援する制度です。
今や半数近い学生が奨学金制度を利用していますので、興味がある場合は早めに家族で話し合い、調べておくといいでしょう。

また、奨学金制度の詳細については変更になる場合がありますので、日本学生支援機構のホームページを随時チェックするようにしてくださいね。

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