2019.11.27 Knowledge

大学生の一人暮らしの割合ってどのくらい?実家より多い?少ない?

大学生の一人暮らしの割合ってどのくらい?実家より多い?少ない?

大学生から一人暮らしを始めるという人は多いですよね。
「一人暮らしは自由なイメージがあるから、楽しみ」という人もいれば、「家事を自分でしなければいけないのが面倒だな」と思う人もいると思います。
確かに一人暮らしは自由が増える分、掃除や洗濯などの家事を自分でやる必要があり、実家にいる時よりもやるべきことも増えますよね。
大学生から一人暮らしをするという人は、一体どのくらいいるのでしょうか?

<大学生の一人暮らしの割合ってどのくらい?>
「大学生の一人暮らしの割合」と言っても、4年生大学か短期大学か、また、国立か公立か、など、条件で変わるため、一概には言えません。

平成28年度学生生活調査(JASSO)では、大学生の居住形態についての調査結果が発表されているので、順を追って見ていきましょう。

4年制大学生の一人暮らしの割合(単位:%)

記事画像
出典:平成28年度学生生活調査結果

短期大学生の一人暮らしの割合(単位:%)

記事画像
出典:平成28年度学生生活調査結果

大学院生の一人暮らしの割合

修士課程(単位:%)

記事画像
出典:平成28年度学生生活調査結果

博士課程(単位:%)

記事画像
出典:平成28年度学生生活調査結果

専門職、学位過程(単位:%)

記事画像
出典:平成28年度学生生活調査結果

表を見て分かるように、通う大学の条件が異なると、一人暮らしの割合に差が出ています。
たとえば4年生大学に通う大学生の場合、国立だと6割以上の学生がアパート暮らしをしていますが、私立だと自宅生の割合が6割と、その割合が逆転します。
また、短期大学生になると、私立の場合7割以上が自宅から通っていることが分かりますね。
大学院生になると、修士課程では学寮・アパート暮らしの学生が平均して6割ほどいますが、専門職・学位過程になると自宅生の割合が6割と、こちらも割合が逆転していることが分かります。

以上を見ると、
・国立大学に通う学生の方が一人暮らしの割合が高く、私立大学に通う学生の方が自宅から通う割合が高い
ということになります。

ではなぜこれほどまでに国立と私立で差が出るのでしょうか?
主な原因の一つは、国立と私立では年間費用の差が大きいことにあります。
同調査では居住形態別学生生活費も発表されています。
4年制大学生の生活費を見てみると、

記事画像
出典:平成28年度学生生活調査結果(単位:%)

以上のようになっています。
国立大学の自宅生と私立の自宅生でも1.61倍の生活費がかかっていることが分かりますね。
また、国立の自宅生と、私立のアパート等に住んでいる学生を比べると、なんと2.29倍も年間の生活費に差が出ています。
やはり国立に比べて私立は学費が高くなりますので、加えて一人暮らしをしたらかなりの支出額になってしまいます。


「一人暮らしにあこがれる」という学生は多いですが、一人暮らしは決して学生本人だけで決められるような簡単なことではありません。
行きたい大学が決まったら、「自宅から通えるか」「学生寮があるか」「一人暮らしをする必要があるのか」をしっかりと考えることが必要です。

一人暮らしのメリット

大変なことも多い一人暮らしですが、もちろんメリットもたくさんあります。

家事のスキルが身につく

やっぱり実家にいるとどうしても両親に甘えてしまうもの。ですが一人暮らしでは料理も洗濯も自分でやらなければいけません。
一人暮らしをすることで料理のスキルが上がったり、洗濯や掃除のスキルが身についたり……。
ためになる技術が身につくのは、一人暮らしの大きなメリットと言えるでしょう。

部屋を好きなようにコーディネートできる

家族と一緒に暮らしていると、「この本棚がほしい!」「この絵を飾りたい!」と思っても、親の同意が必要になることが多くあります。
だけど一人暮らしなら、家具を選ぶのも配置を変えるのも、決めるのは自分自身。
自分好みの空間を作ることで、居心地のいい環境で過ごすことができます。

気を遣わなくていい

たとえば誰かと電話をする時でも、近くに人がいると話し声を小さくしなければいけませんよね。
ひとり暮らしではそんな気遣いは不要。
好きな時に電話ができるし、見たいテレビ番組だって見られます。

睡眠を邪魔されない

休日の朝にゆっくり寝ていると、「いつまで寝てるの!」と家族に起こされたことはありませんか?
でも一人暮らしなら好きな時に好きなだけ寝ることができます。
逆に、どれだけ夜更かししていても怒られる心配もありません。
その分、朝に起こしてくれる人もいないので、講義やバイトに遅刻しないよう気をつけましょう。

いつでも人を招ける・お泊まりできる

家族と一緒に暮らしていると、友達を家に招くのも少し気を遣いますよね。
もっと友達と遊んでいたい!と思っても、夕飯の時間になってしまい、友達に帰ってもらわなければいけなくなったり、逆に友達の家に泊まりにいく時も家族の許可が必要だったり……。
一人暮らしなら家族に気を遣う必要もなければ、許可を取る必要もありません。
時間を気にせず友達と遊べるのはとっても楽しいですね。

急な予定を入れられる

高校時代、バイトや部活が予想外に長引いてしまったり、友達と突然ご飯に行くことになったり……。
そんな時にいちいち家族に連絡するのって、ちょっとめんどくさいですよね。
しかも、せっかくお母さんが作ってくれた夕飯をむだにするのも気が引けてしまいます。
だけどひとり暮らしでは、予定を決めるのは自分自身。
誰かに連絡をする必要もありません。

一人暮らしにかかる費用

では、一人暮らしを始めたらどのような費用がかかるのでしょうか?
実家暮らしとは違い、一人暮らしを始めると今までは意識しなかった費用までかかってきます。

大学生の一人暮らしでかかる主な費用としては、

・食費
・住居費
・交通費
・教育娯楽費
・書籍費
・勉学費
・日常費
・電話代

などなど。
これだけ並べても、項目がたくさんありますよね。
一人暮らしを始めると、実家にいる時は親まかせだった費用の大半を自分でまかなわなければいけません。
そして、上記に挙げた費用に加えて引越しの初期費用がかかってきます。

たとえば大阪で家賃5万円のワンルーム物件を借りるとすると、初期費用の目安は約46万円になります。

敷金(1ヶ月分) 50,000円

礼金 50,000円

前家賃 50,000円

仲介手数料 50,000円

火災保険料(相場価格) 20,000円

鍵交換(相場価格) 15,000円

保証(相場価格) 20,000円

引越し費用(平均) 100,000円

家電等購入費用(平均) 100,000円

合計 455,000円

エイブルAGENT より引用

初期費用だけでこんなにかかるんですね!
「敷金」「礼金」くらいしか馴染みがないかもしれませんが、他にも火災保険料、仲介手数料など、いろいろな費用がかかります。
一人暮らしを始める際は、初期費用も十分加味して考えましょう。

いかがでしたか?
一人暮らしをしなければ通えない大学ならば、入学料や授業料がどのくらいかかるのか、その地域の家賃相場はいくらなのか、仕送りはどれくらい必要か……などなど、考えることがたくさん。
経済的なことを口にするのは気がひけるかもしれませんが、のちのち両親に負担をかけないためにも、しっかりと家族で話し合うことが大切です。

はじめてのひとり暮らしはTSUKASAの学生マンション!

はじめてのひとり暮らしでも、お部屋は家具付、毎日食事アリ!
新生活はセキュリティ万全の学生マンションでスタート!!

TOP