2023.07.22 Life Style

マイナンバーカードの健康保険証利用って?

マイナンバーカードの健康保険証利用って?

本人確認書として使えたり、コンビニで簡単に住民票の写しや課税証明書などが取得できたり、さまざまなことができるマイナンバーカード。
健康保険証としての利用も進んでおり、2023年4月からは、全ての医療機関・薬局において、マイナンバーカード保険証を利用して受診ができるようになります。
健康保険証と一体化したことで、どのようなメリットがあるのか?
どのような手続きをしたら健康保険証として使えるようになるのか?
今回はそんな疑問にお答えします。

健康保険証として使うメリット

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受付が便利に

病院で再来受付機に行っても、結局、保険証の提示に対人受付に行かなければいけないのは面倒ですよね。
これからは、顔認証付きカードリーダー(※)で受付が自動化されます。
自動受付だから、人との接触も最小限に。
マスクやメガネをしていても顔認証が可能です。

※顔認証付きカードリーダーとは
マイナンバーカード保険証利用に必要となる機器のことで、マイナンバーカードの顔写真データを IC チップから読み取り、その「顔写真データ」と窓口で撮影した「本人の顔写真」と照合して、本人確認を行うことができるカードリーダーのこと。

・顔認証/暗証番号で本人確認が可能
・薬剤情報/特定健診情報閲覧に係る同意
・限度額適用認定証等の情報提供に係る同意
・健康保険証利用の申込(初回登録)ができます(※マイナポータルでの保険証利用の申込(初回登録)が未実施の場合)

診察・薬剤処方が便利に

お医者さんから過去の薬を聞かれた時、正しく答えられない……という経験はありませんか?
マイナンバーカードを健康保険証として使えば、データに基づく診療・薬の処方が受けられます。

・過去の薬や特定健診等のデータが自動で連携されるため、口頭で説明する必要がない
・自分の体についてのデータを見たうえで診察・薬の処方をしてもらえることで、より良い医療が受けられる
・ 旅行先や災害時でも、薬の情報等が連携される

体の健康管理がより正確に

いつ・どこの病院で、どんな薬を処方されたか分からなくなってしまうことってありますよね。
マイナンバーカードを健康保険証として使えば、薬や特定健診の情報がマイナポータルで一覧で閲覧できます。

・マイナポータルで処方された薬の情報をいつでも見られる
・特定健診等情報の自分の体にかかわる知っておくべき情報を、いつでもどこでも確
認できる

マイナポータルの薬の情報は電子版お薬手帳にも連携可能なので、より一層薬の管理が便利になります。

また、患者の同意を得たうえで医療機関・薬局が患者の特定健診情報、薬剤情報を閲覧することが可能に。
受診者情報や 過去に処方された薬の情報を確認できるので、より的確な処方を受けることができます。

限度額以上の一時支払いの手続きが不要に

急な入院で多額の支出が発生した時、今までは面倒な高額療養費制度の書類の申請をし、間に合わなければ、一時支払いを負担することになっていました。
体調が悪い時に煩雑な手続きをしなければいけないのは精神的にも負担ですよね。

従来の高額療養費制度の利用方法は

①限度額適用認定証事前申請
②認定証が届く
③認定証を提示

という3ステップが必要でしたが、マイナンバーカードを利用できる医療機関窓口での限度額以上の一時支払いの手続きが不要になります。

マイナンバーカードで受診した場合、顔認証付きカードリーダーで情報提供に同意。
健康保険証で受診した場合でも、口頭で情報提供に同意することで受付が完了します。

また、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる医療機関では、「限度額適用認定証」(窓口での支払が高額になる場合に、自己負担額を所得に応じた限度額にするために医療機関に提出する証類)がなくても、限度額を超える支払いが免除されます。

確定申告が楽になる

確定申告で医療費控除を受ける際、過去1年分の医療費の領収書を管理するのが大変でした。
しかし医療費の領収書を管理しなくとも、マイナポータルで医療費通知情報が管理可能になり、さらにマイナポータルからe-Taxに情報連携できるので、煩雑な処理がオンラインで完結します。
マイナポータルでは受診者情報(氏名、性別、生年月日、年齢、保険者番号、被保険者証等記号・番号・枝番)に加えて医療費通知情報(総額、保険者負担額、公費負担額、窓口負担相当額、診療年月、診療区分、診療実日数、医療機関等名称)も閲覧可能なので、医療費控除を受ける際かなり便利ですね。

健康保険証としてずっと使える

従来の健康保険証では転職等のライフイベント後に保険証の切り替えが必要になったり、定期的に保険証の更新が必要になっていました。
しかしマイナンバーカードを健康保険証として利用していれば、その面倒さも解消。
新しい医療保険者へ手続済であれば、健康保険証としてずっと使うことができます。
国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方は、定期的な被保険者証の更新が不要になったり、高齢受給者証の持参が不要になります。

健康保険証利用の申し込み方法は?

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さまざまなメリットがあるマイナンバーカードの健康保険証利用ですが、ただマイナンバーカードを持参しているだけではその利用ができません。
マイナンバーカードを健康保険証として利用するには、健康保険証利用の申込みが必要です。
医療機関や薬局の窓口に設置する顔認証付きカードリーダーでも簡単に行うことができますが、医療機関等において待ち時間が発生する可能性が高いため、あらかじめ手続きすることをおすすめします。

健康保険証利用の申込みを事前に行うには、
(1)マイナンバーカードとカードリーダー機能を備えたデバイス(スマートフォン、PC+ICカードリーダー)を用いる方法
(2)セブン銀行のATMからの申し込み
の2つの方法があります。

どちらも簡単に操作できますので、自分に合った方法で申請しましょう。

今回は健康保険証の利用についてご紹介しました。
詳しい方法はマイナンバー総合サイトでも確認してくださいね。

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