2024.01.31 Life Style

大学生の仕送り平均額はどれくらい?みんな何に使ってる?仕送りなしでも一人暮らしできる?

大学生の仕送り平均額はどれくらい?みんな何に使ってる?仕送りなしでも一人暮らしできる?

大学生活で1番気になるのが支出の問題ですよね。
大学生になるとさまざまな生活費がかかってきます。
実家通いの人はまだしも、一人暮らしをするとなると家賃や水光熱費、食費など、出ていくお金がたくさん。
そこで必要な仕送り額は、学生本人はもちろん、親としても気になるところ。
今回はそんな疑問にお答えします。

大学生の平均の生活費ってどれくらい?

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令和2年度学生生活調査集計表によると、大学生活(大学生・昼間部)にかかる主な支出は以下のとおりです。

食費

・自宅生……85,500円
・学寮生……234,440円
・下宿生……273,400円
平均197,766円

住居・光熱費

・学寮……300,900円
・下宿生……497,700円

保健衛生費

・自宅生……40,900円
・学寮生……37,600円
・下宿生……42,300円
平均 40,266円

娯楽・し好費

・自宅生……116,300円
・学寮生……116,100円
・下宿生……136,200円
平均 122,866円

その他の日常費

自宅生……153,900円
・学寮生……145,700円
・下宿生……158,800円
平均 152,800円

令和2年度学生生活調査集計表 より引用

学費について

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国立大学・公立大学・私立大学の比較

日本の大学は国立・公立・私立の3種類です。

この中で一番高額なのは私立大学になります。
公立大学は大学によって、また出身地域内外によっても変わりますが、比較的国立大学と近い金額になります。

学費の種類と金額

まず、大学にかかる「学費」の種類としては、「入学金」と「授業料」があります。
その他の費用としては、授業で使う教材、実験や実習にまつわる費用も考えられるでしょう。
ここでは入学金と授業料について解説していきます。

入学金について

国立大学の入学金の平均金額は約28万円、公立大学は約39万円と、国立に比べて公立の方が多少安くなっています。入学する学部によって違いはありません。

一方、私立大学は、文科系の学部が約23万円、理科系学部は約25万円、医歯系学部では、約107万円となっています。
私立大学の場合は学部によって入学金に違いがあります。

出展 :私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について(文部科学省)

授業料について

国立

文部科学省の省令によって学部に関わらず授業料の標準額が定められており、年額535,800円です。
標準額の20%までの増額が認められており、60万円程度の授業料を提示している大学があります。

入学料についても省令の定めがあり、標準額は282,000円です。国立大学の場合は、初年度に入学料と授業料で817,800円かかります。

出展:私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について(文部科学省)

公立

国立大学で定められている標準額と同程度で、授業料を年額535,800円としている公立大学が多いですが、大学によって変わります。
入学料は大学が所在する地域内の出身者か、そうでないかで入学金が変わるケースがあります。

国公立大学の初年度納付金の目安

私立

国立や公立と異なり、私立は学部によって授業料が違います。文部科学省が公表している、学部ごとの学費の平均値をまとめたのが以下の表です。

区分 授業料 入学金 施設設備費 合計
文系 793,513円 228,262円 150,807円 1,172,582円
理系 1,116,880円 255,566円 177,241円 1,549,688円
医歯系 2,867,802円 1,073,083円 862,493円 4,803,378円
その他 959,899円 256,521円 234,883円 1,451,302円

https://www.mext.go.jp/content/20201225-mxt_sigakujo-000011866_1.pdf

出展:私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について(文部科学省)

支払い方法と注意点

入学金の納入時期は、一般的には合格発表後2週間前後となっていますが、受験方法によって納入時期は異なります。
入試の種類によって試験の時期、合格発表の時期が異なりますので、注意しておく必要があるでしょう。

総合型選抜の入学試験時期は10月~11月で、合格発表は11月末。
したがって、入学金の納入時期は11月末前後になります。

一方、一般選抜の場合は入学試験が1月から3月なので、入学金の納入時期は2月から3月となります。

注意したいのが、複数の大学に入学金を払わなければならない可能性がある点。
一般受験の場合、第一希望の大学の他に併願校を数校受験する人が多いですよね。
併願校の入学金の納入期限が志望校の合格発表の日より早い場合、志望校の合否に関係なく併願校の入学金を納める必要が生じることがあります。

その際は、合格した併願校に入学金を納めない限り、万が一、志望校が不合格の場合でも合格していた併願校に入学はできません。

併願校の入学金を払ったあとで志望校に合格した場合は、さらに入学する大学の入学金を支払うことになりますので注意が必要です。


自宅生ではかからない家賃や水光熱費、食費がある分、やはり下宿生が1番支出が多いことが分かります。学生寮に住む人は、比較的家賃が安く済んだり、最近では食堂付きの学生マンションも増えていますので、志望校の学生寮などをよく調べてから部屋を決めるのがおすすめです。

大学生の仕送り平均額ってどのくらい?

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膨大な支出の助けになるのが、親からの仕送り。
同調査によると、学生の仕送り平均は以下のとおりです。

大学生の平均

・自宅生……955,200円
・学寮生……1,279,300円
・下宿生……1,444,200円
平均 1,226,233円

短期大学生の平均

・自宅生……760,800円
・学寮生……1,067,600円
・下宿生……1,154,500円
平均994,300円

大学院生の平均

・自宅生……598,600円
・学寮生……805,400円
・下宿生……1,169,700円
平均857,900円

全体的に見ると、やはり支出が増える分下宿生が1番仕送りの額も多くなる傾向にあります。
仕送りなしで生活するにはいくら稼がないといけない?

年間の平均支出を見ると、
・自宅生……1,601,500円
・学寮生……1,943,200円
・下宿生……2,151,000円
となっており、これらの平均は1,898,566円。
つまり1ヶ月に約16万の支出があるということです。

大卒の初任給の平均は約20万と言われることを考えると、仕送りなしで生活するには社会人並みに働く必要があることが分かります。
勉強やサークル活動に忙しい大学生がアルバイトで働くには限界がありますので、やはり仕送りなしで生活するのはかなり厳しいでしょう。
大学生活は学生だけではなく家族の問題。
お金の話を家族でするのは少し気が引けますが、支出や仕送りのことをしっかりと家族で話し合うことが大切です。

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