2019.05.25 Study

京大OGが教える受験対策(まず最初に取りかかること)

京大OGが教える受験対策(まず最初に取りかかること)

志望校を決めたら、あとはひたすら勉強するのみ。
だけど、受験勉強って何から始めればいいのか、ちょっと悩みますよね。
「いつもの定期試験と同じように勉強をしていればいいんじゃないの?」
そう思う人もいるかもしれませんが、定期試験とは違って入試は大学ごとに問題の傾向が違ったり、センター試験と2次試験で点数の配分が違ったり……と、一筋縄ではいかないもの。
今回は、受験生がまず始めに取りかかることをご紹介します。

志望校の入試情報を集める

何と言っても1番はこれ!
大学入試は学校や学部によって必要な科目が違います。
まずは自分の志望校の受験科目が何であるかをチェックすることから始めましょう。

たとえば京都大学の場合、センター試験と二次試験の合計点で合否判定が行われます。
京大では二次試験の配点割合が圧倒的に高くなっているため、二次試験の対策に力を入れる必要があるでしょう

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出典:京都大学文学部の入試科目および配点

ちなみに、京大文学部の場合、二次試験の地理・歴史科目はセンター試験で選んだ科目とは別の教科を選ばないといけません。
たとえば、センター試験で世界史を選んだら、二次試験では日本史または地理を選ばないといけないということです。
このように、一言で受験と言っても大学ごとに教科や配点が異なりますので、
・受験に必要な教科
・センター試験と二次試験の点数配分
これら2つは必ず最初にチェックしておきましょう!

問題の傾向を知る

たとえばこちらは京都大学の英語の問題。(2018年前期)

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ご覧のように長い下線部の和訳が多いことが分かります。

一方こちらは東京大学の英語。

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和訳もありますが選択問題もあり、これを見ただけでも両者の出題傾向が違うことが分かりますよね。
京都大学の問題は、英語の長文英訳・和訳だったり、国語の解答欄が7行ほどあったりと、問題数が少ない代わりに記述がとても多いことが特徴です。
一方東京大学の問題は、問題数が多く、「限られた時間でいくつ処理ができるか」という処理能力を問われている、とよく言われます。
このように、大学ごとでかなり出題傾向が異なりますので、事前に過去問を研究して、しっかりとその大学に合った勉強を行うように心がけましょう。

1年の勉強計画を立てる

みなさんは定期試験の勉強をする時、きちんと計画を立てていますか?
定期試験だと大体2週間〜1週間前から勉強を始める人が多いと思いますが、受験は1年の長丁場。
無計画に勉強をしていると、直前になって慌ててしまいます。
そうならないためにも、最初に年間計画をきちんと立てるようにしましょう。

科目ごとにノートを作ったり、スケジュール帳に記入するなどして、勉強の進捗状況を記録するのもおすすめです。

大切なのは基礎

受験勉強と聞くとなんとなく特殊な感じがしますが、結局は毎日授業で習っていることの積み重ねです。
毎日の予習・復習や、定期試験をしっかり勉強していくことが合格への近道です。

受験勉強は長くて大変ですが、最初に情報を集めて、しっかりと勉強の計画を立てていきましょう!

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