2021.07.28 Study

日本でも飛び級ができる?!大学院への進学

日本でも飛び級ができる?!大学院への進学

みなさんは、大学院への入学や進学を考えたことありますか?
大学や専門学校への入学の案内や対策ってすごく充実してますよね。
でも、大学院は何をするところなのか、卒業できるのか、就職ができるのか…こ疑問を持つ方も多いと思います。
そこで、今回は現役の大学院生が大学院について紹介します。

大学院とは?

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大学院により異なりますが、4年制大学(学士課程)を卒業した方が、さらに専門的な知識や技術を研究するための機関です。
大学で学んだ内容をより専門的に学び、そのプロフェッショナルとして研究者になることを目指します。ほとんどの大学院は、大学の学部と併設されていて、その専門によって「○○研究科」と呼びます。

大学院って何をするところ?

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大学院は、教育よりも研究を重視していることから、先生に教えてもらうよりも、自分で学ぶという姿勢がとても重要されます。とはいえ、大学よりも専門的なことを学ぶ必要があるため、教育環境が充実している大学院が多いです。
 大学院へ進学する理由は、大学教授や研究機関などの研究職に就くため、一般企業でより専門的知識が必要な職に就くため、必要な資格を取得するため、海外の大学院に進学するためなどが挙げられます。

卒業?修了?

大学院は、大別すると「修士課程(博士前期課程)」「博士課程(博士後期課程)」があります。大学院では、卒業することを「修了」といいます。
標準の修了年数は、「修士課程」では2年間、「博士課程」では3年間です。それぞれの課程を修了すると、その専門によって「○○修士」「○○博士」の学位を取得できます。修士の学位をマスター(Master)と呼び、博士の学位をドクター(Doctor)と呼びます。それぞれの課程と学年をあわせてM1、M2やD1、D2、D3と呼ぶこともあります。修了の要件として、論文の執筆が必須であることが多いです。

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出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

専門職大学院

大学院には、「修士課程」と同等に扱われる「専門職課程」という課程も存在します。その違いは、「専門職課程」は研究よりも実務を重視していることです。
「専門職課程」の学位を取得することで、例えば、法科大学院では、司法試験の受験資格、会計大学院では、公認会計士や税理士の試験科目免除、臨床心理専門職大学院では、臨床心理士の試験科目免除などを取得できます。専門職課程を修了したのち、「博士課程」へ進学する方もいますが、ほとんどの方が資格取得や一般企業への就職を目指します。

大学院への受験資格は?

4年制の大学の卒業(学士の学位取得)が、大学院への受験資格です。
多くは、大学4年生の際に、自身が専門にしたい分野とその教授の研究室を決めて進級し、その研究室がある大学院へ進学します。理系の方は、研究設備などの関係で大学と同じ大学院に進学することが多いです。文系の方は、自身の専門にあう教授を求めて他の大学院に進学する方もいます。

飛び級できちゃう?!

4年制の大学を卒業していない、高校、短大や専門学校の卒業生でも、入学試験、実務経験、研究結果をもって入学を認める大学院が数多くあります。
また、中学校や高校と違い、大学3年生からの編入を認める飛び級や、標準の修了年数よりも、早く修了することができる大学院もあります。

修了(卒業)ってできるの?

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「修士課程」や「専門職課程」は、修了に必要な単位を取得し、論文を提出することで修了(卒業)できることがほとんどです。
しかし、「博士課程」は異なります。所属する大学院以外の専門の研究雑誌へ論文が掲載されることなどを、修了の要件とすることも多く、単位を取得しても、そのような論文がない場合は、満期退学や単位取得といったような経歴になることもあります。近年は、所属する大学院が、自身の論文を認めれば、「○○博士」という学位を取得し、修了できることも多いです。

就職できるの?

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大学院を修了した後の就職は、大きく3つあります。

大学の教授や専門の研究機関などの研究職

大学の教授を目指す場合は、助手・助教授→講師→准教授→教授というような道のりです。教授になれるかどうかは、自身の研究成果や、その時に大学の募集があるかなどによります。  
准教授や教授になると、研究活動のための資金を国や大学から支給してもらうことができます。理系・文系問わず、誰も知らない、発見していないことを求める研究者としての一面と、教育者としての一面を求められます。
国や一般企業などにおける研究機関などの研究職を目指す場合もあります。大学院よりもハイレベルな研究をしている研究機関も存在します。いずれにおいてもほとんどの方が、修士や博士の学位を取得しています。

一般企業

一般企業への就職を目指します。一般企業では、大学院を修了した人を積極的に採用しています。理系・文系を問わずその専門知識やスキルなどを求められます。大学院を修了すると、大学生よりも就職するときの年齢は高くなりますが、昇給や昇進は早くなる傾向があり、修士の学位を昇進の要件にする企業もあります。

資格の取得

資格を取得し、独立を目指しします。弁護士などの資格の取得を目指す方のほとんどは、「博士課程」へ進学せず、「修士課程」や「専門職課程」まで修了し、一般企業へ就職します。

ここまで大学院についてみてきました。いかがでしたか?大変そう、難しそう。と思った方もおられるかもしれませんし、楽しそうと感じた方もいるかもしません。
大学院への進学を目指すのであれば、もちろん専門知識やスキルはもちろんのこと、文章を読むこと書くことに慣れてください。自身の研究を発表する手段は、論文です。研究者は、専門の学問のプロであると共に、文章を書くプロでもあります。また、自身の研究を広く認めてもらうためには、英語の研究を読み、英語で発表することも必要です。
何より、高校、短大、大学や専門学校で、自分が面白いと思える専門の学問を見つけることができたら素敵ですね。
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